少ないデータから統計的に大まかなCTRやCVRを計算する方法

※この記事はwebマーケティングに携わる方以外が読んでもよく分からないと思います。

 

少ないデータからCTRやCVRを求めたいときってありますよね。

例えばアフィリエイトサイトを運営している場合。

ページを新しく更新して、それが前回より良くなっているか悪くなっているかをチェックするためにCTRという指標を使うわけです。

 

いくら早くデータが欲しいとはいえ、1日だけのデータしか見ないという人はいないでしょう。

例えば更新してから1日後のインプレッション数が500、クリック数が50だった場合。

単純計算でのCTRは10%となりますが、そう考えるのはさすがに少し短絡的すぎます。

たまたまこの1日においてはCTRが10%になっただけで、長期的に見るともっと低いかもしれないし、もっと高いかもしれませんよね。

 

そこで多くの方は1周間や1ヶ月待ち、データの数を増やすことで信頼性を上げようとしているはずです。

しかし、そうして手に入れたデータがどのくらい信用できるものなのかも分からないと思いませんか?

逆にデータの数が少なくても信頼できそうであれば1日や2日のデータでも構わないでしょう。

 

実はこれ、統計的に詳しく計算することができます。

これからその方法を説明していくわけですが、難しい数式は一切使いません。

平方根、ルートが分かるレベルであれば大丈夫です。

もちろんCTRだけでなくLPのCVRなどにも応用ができる話ですので、ぜひ参考にしてみてください。

統計的にCTR、CVRを求める

それではさっそく統計的にCTR、CVRを計算する方法をご紹介します。

念のため断っておきますが、100%正確に求めることはできません。

この方法で求められるのは95%の確率でこのページのCTR、CVRは○%~○%の間にあるというもの。

とはいえ95%もの精度で大まかな数値が分かれば万々歳ですよね。

計算方法

先ほどの例をそのまま用いてみましょう。

インプレッションが500、クリック数が50だった場合。

 

パッと見のCTRは0.1(10%)になりますよね。

これをここでは標本CTRと呼びます。(あくまでここでだけの呼び方です)

このとき真のCTRは以下の数式によって求められる2つの値の間にある確率が95%になります。

 

 

95%ではなく90%でもOKという場合はこの式の1.96の部分を1.65に変えて計算してください。

 

さて、この公式を今回の問題に当てはめてみましょう。

すると以下のような計算式が書けます。

 

 

で、計算すると以下

 

 

つまり真のCTRは

 

 

である確率が95%となります。

もう少し細かい数値が欲しいという場合はデータ数を増やせばOK。

 

大雑把な解説ですが、これでCTR、CVRを求めることができるようになりました。

もっと理論的に説明するためには本格的に統計学を学んでもらう必要があります。

統計学を学び始めるなら「意味がわかる統計学」という本が分かりやすくておすすめです。

統計的手法はさまざまな場所で使われている

ここで説明した方法を信頼しても良いのか? という疑問もあるでしょうが、数学的に証明してもほとんどの方が分からないと思うので割愛します。

詳しくは統計学の専門書をご覧ください。

代わりに身近で使われている統計の話をしてお茶を濁そうと思います。

テレビの視聴率の計算

テレビ番組の視聴率は視聴率測定器という機械をランダムに選びだした家庭に取り付けて計測しています。

では一体どのくらいの家庭がサンプルとして選ばれるのか?

なんと1,800万世帯ある関東地区でも900世帯しか選ばれないそうです。

参考:「視聴率」はなぜ大事? どうやって計測している? – ビデオリサーチに聞いてみた/マイナビニュース

 

そんなに少なくても大丈夫? と思うかもしれませんが、これがなんと誤差±2%にしかならないんだそうな。

選挙の投票率

衆議院の選挙は4年に1回、もしくは解散したときに行われます。

そんな選挙の報道を見ているとき、当選確実という言葉が出てきますよね。

 

でも、これっておかしいと思いませんか?

別にわざわざ確実なんて言わなくても、当選でいいんじゃないかと。

 

実はここにも統計が使われていて、当選確実という報道は開票された票の一部を見るだけ、投票所の出口調査をいくらかするだけで行われています。

こんなやり方でも当選ラインに届くかどうかがかなりの精度で求められるのです。

解析に役立つWordPressプラグイン

もともとそれなりにPVがある場合は、1日でも十分信頼できるデータが取れることもあるでしょう。

自分で1日を朝10時から翌日の10時まで、といった設定ができれば良いのですが、どうしても0時~24時でデータを取らなきゃいけないということもあるはず。

 

更新予約ができれば問題ないのですが、WordPressには更新予約という機能が標準で備わっていません。

これを実現させるのが「Advanced Schedule Posts」というプラグイン。

今さら導入方法なんて必要ないでしょうから使い方だけ説明します。

Advanced Schecule Postsの使い方

プラグインを導入、有効化すると、新規投稿をする際に「上書き予約公開」というチェックボックスが表示されます。

 

まずは上書きするための記事を新規で作成し、「上書き予約公開」にチェックを入れ、上書き先の記事を選択。

そして予約投稿の日時を設定すれば準備完了です。

時間になればこの投稿が過去の投稿に上書きされます。

 

ちなみに上書きされた古い投稿は下書きになるので、もし後から「やっぱり前の方が良かった」という場合も心配なし。

どのくらいのCTR、CVRだったかなどは記事タイトルにメモしておくと便利です。

こんな感じ

アフィリエイトへの応用

ここからは蛇足です。

 

今回紹介したこの方法、個人的にはアフィリエイトをするすべての人に役立つ情報だと思っています。

すでに大量のPVを稼いでいる人は1日単位で効果を検証できますし、始めたばかりの人も少ないPVでCTRやCVRを計算できるわけですから。

広告のCVRや承認率を短い期間である程度推測できるのも良いですよね。

 

考えてみれば当然の話なんですが、今回の記事を書くにあたってアフィリエイトと統計の相性ってかなり良いなと感じました。

これを機に自分ももう少し統計学を勉強してみます。

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