医者や弁護士と違い、Webライターに資格は不要です。
極端な話「私はWebライターだ」と宣言すれば、その日から誰でもWebライターになれます。
ただ、実際にWebライターとして稼げるようになるかは別問題です。
では、Webライターに向いている人と向いていない人の間にはどんな違いがあるのか?
この違いを、私が重要だと考える順に紹介します。
一般常識があるかないか
まず、一般常識がない人はWebライターに向いていません。
しかし、これを説明しないわけにはいきません
ここで言う一般常識とは、具体的には以下のようなものです。
- 納期を守る
- 万が一遅れそうなら連絡を入れる
- 連絡が来たら、できるだけ早く返事をする
- 不明点があれば相談する
Webライターには、このような一般常識を守れない人がたくさんいます。
実際、私が複数のライターとチームでプロジェクトを進めていたときも、納期に遅れる人なんてザラにいました。
文字数を稼ぐために文章をすべてひらがなにして納品する人がいた、なんて話も聞いたことがあります。
この経験からいうと……たしかに、一般常識を守れないライターもたくさんいました
「いやいや、さすがに嘘でしょ……」と思いましたか?
もしそう思うのであれば、最低でも月数万円は余裕で稼げます。
忍耐力や辛抱強さがあるかどうか
Webライターというと、時間や場所を選ばずに働けるなど、自由気ままなイメージがあるかもしれません。
たしかに自由な面もありますが、時には忍耐力や辛抱強さが求められる場面もあります。
例えば、記事を提出したときに「ここを修正してください」と指示されることがあります。
自分を否定されたようで、ついムッと感じてしまうこともあるでしょう。
また、Webライターはすぐに稼げる仕事ではありません。
時給換算すると最低賃金以下になることも珍しくない……というより、最初はそれが普通です。
書き慣れてくると執筆速度が上がり、単価も上がっていきますが、満足できるレベルに到達するまでは時間がかかります。
この時期を乗り切れば、自分の生活費(月収30万円前後)くらいは稼げるようになります。
専門的な知識があるかどうか
専門的な知識がなくてもWebライターにはなれます。
私も最初は何も知識がないところから始めました。
とはいえ、報酬の高い案件を受注するためには、専門的な知識も必要です。
看護師やスポーツインストラクターなど、何かしらの専門分野がある人はかなり有利だといえます。
知識があればリサーチの手間もあまりかからないので、1時間あたりの収入はさらに増えていくでしょう。
月収50万円以上稼ぎたいなら、これくらいの能力は必要です。
スキルは仕事をこなしながら身につければいい
文章力やタイピングスピードは大した問題になりません。
たくさん書いていれば文章力は自然と身につきますし、タイピングのスピードも上がっていきます。
人によっては
と言っていることがあります。
しかし、好き勝手に書く文章と仕事で書く文章では、求められるものが違います。
書くことが好きだからといって、Webライターに向いているとは限りません。
個人的には「あまり文章を書くのは好きじゃない」と思っている人の方が、Webライターに向いていると思います。
なぜなら、仕事と割り切って記事を書ける人であれば、理想と現実のギャップに苦しまなくて済むからです。
私も、もともと文章を書くのは嫌いでした。
今も書かなくていいなら書きたくないくらいです。
ただ、それ以上に会社組織での人間関係が苦痛だったという理由でWebライターになりました。
そんな私でも、1日5時間以下の作業で月収30万円を達成しています。
私は後者を選びました
もしWebライターに興味があるなら、試しに挑戦してみるのは悪くない選択です。
会社をクビにならないレベルの一般常識があるなら、フリーランスとして独立するのも夢ではありません。
Webライターを目指すつもりなら、ぜひ他の記事にも目を通してみてください。