とりあえず公式サイトの情報をまとめてみたんだけど……
公式サイトと同じ情報しか得られないなら、わざわざ記事を読む意味がありません。
では、商品・サービス紹介記事には何を書けばいいのか?
そこで必要なのがベネフィットです。
ベネフィットを理解しておけば、魅力的な商品・サービス紹介記事が書けるようになります。
ベネフィットとは
ベネフィットとは、ユーザーが商品・サービスを購入して得られる利益のことです。
人は何かを買うとき、商品そのものではなくベネフィットを目的にしています。
例えば、一眼レフカメラを購入する人にはどのような目的があるでしょう?
- 旅行先の風景を写真に残す
- スポーツ大会の写真を撮る
- 野鳥を撮影する
- 星を撮る
あくまで一例ですが、ここに挙げたものが一眼レフカメラのベネフィットだといえます。
商品・サービスの特徴≠ベネフィット
商品の特徴とベネフィットは別物です。
一眼レフカメラの例でいうと、以下のような情報は商品の特徴でしかなく、読者にベネフィットが伝わりません。
- 1秒で14枚の写真が撮れる!
- 驚きの2,100万画素!
- 夜間でもキレイな写真が撮れる!
商品の特徴は、あくまでベネフィットの根拠になる情報だと考えてください。
1秒で14枚の写真が撮れる!(特徴)
→だからシャッターチャンスを逃さない(ベネフィット)
→スポーツ大会での写真撮影に最適(さらに深いベネフィット)
公式サイトとは違った視点を持つことで、記事に独自の価値が生まれます。
ベネフィットが重要といえる証拠
特徴を説明すれば、読者は勝手にベネフィットを理解してくれるんじゃない?
ベネフィットの重要性を示す分かりやすい例があります。
あなたはシュレッダーはさみという商品をご存知でしょうか?
刃が複数枚ついていて、簡単に書類を粉々にできるハサミです。
このハサミは、これまで100万本以上売れた大ヒット商品です。
しかし、販売当初は3万本ほどしか売れず、販売会社の社長はかなり悩んでいたといいます。
実はこのシュレッダーはさみ、もともとは海苔を細かく刻むハサミとして売られていました。
売上が伸びた要因は「海苔を刻む」というベネフィットを「書類を刻む」に変えたこと。
提示するベネフィットを変えただけで、商品自体は何も変わっていません。
この例から分かるように、ユーザーに示すベネフィットを変えるだけで、同じ商品・サービスでも売上に大きな差がついてしまうのです。
ベネフィットを見つける方法
ベネフィットは商品・サービスの特徴に対して「だから何なの?」という疑問をぶつけることで見えてきます。
例えば、私がいつも使っている、このMacBookAirについて。
薄くて軽いので、持ち運ぶのも楽ですよ(他の特徴を組み合わせる)
事前にどんな読者(ペルソナ)が記事を読むのか把握しておくと、ベネフィットを見つけやすくなります。
商品・サービス紹介記事におけるライターの役割
お客さんは、商品の価値が価格を上回っていると感じた時に購入を決意します。
「商品の価値=品質の高さ」と考えるのは間違いです。
読者は商品を購入することでどんな利益を得られるのか……つまり、ベネフィットを見ています。
ライターの仕事は、商品の価値を価格以上に見せることです。
売り込みをかけることに罪悪感を持つ必要はありません。
私たちライターは、ただ読者に購入後の未来を示しているだけなのですから。
さいごに
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