営業&交渉術

【実例あり】受注につながるクラウドワークスのプロフィール

 

クライアントは仕事を依頼する前に、必ず相手のプロフィールを見ています。

なぜなら、クラウドワークスにおけるプロフィールは、見ず知らずの依頼相手が本当に信頼できるか見極めるための数少ない判断材料だからです。(ランサーズも同じ)

 

どんなに実力がある人でも、手抜きのプロフィールでは仕事を受注できません。

逆にいうと、初心者・未経験でも、プロフィールが充実していれば仕事を受注するチャンスは十分あります。

 

私は2017年からWebライターとして活動し始め、クライアントとして外注先を探す経験も積んできました。

今回はこれらの経験をもとに、クラウドワークスで受注率が上がるプロフィールの書き方を解説します。

 

 

動画版はこちら

クラウドソーシングでチャンスを逃さないプロフィールの書き方

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プロフィールの書き方

プロフィール画像

プロフィール画像には、できるだけ顔写真を使ってください。

理由は以下の3つです。

 

  1. 信頼感を与えるため
  2. 顔写真は強い印象を残せるため
  3. 運営に好かれるため

 

1.信頼感を与えるため

クライアントの中には「顔も分からない相手なんて信用できない」と考える人が少なからずいます。

 

直接会うわけじゃないのに、顔なんて関係なくない?

と思うかもしれません。

しかし、私が発注してきた経験からいえば、やはり信用できるのは顔写真を使っている人です。

 

顔写真を使っていない人は、顔写真を使っている人に比べて問題を起こす確率が明らかに高いです。

これはおそらく「楽に稼げそうだから」など、軽い気持ちで登録した人たちが適当な仕事をしているせいでしょう。

顔写真を使うことは、真剣さのアピールになります。

 

2.クライアントに強い印象を残せるため

クライアントは、提案一覧や検索結果一覧でたくさんのプロフィール画像を目にしています。

あまりに依頼先の候補が多ければ、すべてのプロフィールに目を通せないこともあります。

 

では、あなたがクライアントなら、以下8つのプロフィール画像があったとき、まず誰のプロフィールを詳しく見てみようと思いますか?

 

山田 ユウキ
山田 ユウキ
ほとんどの人は、右下のプロフィール画像に目がいくはずです

 

マーケティング業界でも、顔写真が掲載されている広告は、それ以外の広告に比べて成約につながりやすいことが知られています。

「仕事の依頼=成約」と考えれば、プロフィール画像でも同じことがいえるはずです。

運営に好かれるため

直接クラウドワークスには関係ない話ですが、ランサーズでは「顔写真を登録しておくと『ランサーをさがす』のページで検索上位に表示されやすくなる」と明言されています。

 

顔写真の判定は「ランサーをさがす」ページでの検索順位に影響を与える要因の1つです。

引用元:顔写真判定とはなんですか?/ランサーズ

 

顔写真だけでなく、実名で登録されているかどうか、プロフィールが充実しているかどうかも検索順位に影響を与えていると考えられます。

もちろん、クラウドワークスがランサーズと同じように検索順位を決めているかは分かりません。

ただ、運営の気持ちを考えると、やはり信頼できそうな人やたくさん取引してくれそうな人を上位に表示させたいと考えるはずです。

顔写真を載せたくない場合

どうしても顔を出したくない場合は似顔絵にしましょう。

ココナラなどで似顔絵を依頼している人も多いようですが、個人的にはMeituなどの無料アプリで十分かと思います。

 

景色やペットの画像じゃダメなの?

山田 ユウキ
山田 ユウキ
ハッキリ言って、おすすめはできません

 

顔写真、似顔絵、その他の画像をおすすめ順に並べると以下の通り。

 

【顔写真】>>【似顔絵】>>>>>【その他の画像】

 

もちろん、景色やペットのプロフィール画像で稼いでいる人もいます。

しかし、あえて顔写真や似顔絵のメリットを捨てる必要はありません。

 

名前

ベストは本名で登録することです。

理由は以下の2つ。

 

  • 「名前も分からない相手なんて信用できない」と考えるクライアントがいる
  • 検索順位に影響する可能性がある

 

本名を出すのが厳しいなら、人名らしい名前(苗字+名前)か、他の人とかぶらないユニークな名前にしましょう。

 

ユーザーIDをそのまま使い続けるのは絶対にやめてください。

アルファベットの文字列では、まったく印象に残りません。

 

この中で強く印象に残るのは、やはり「武田 弘樹」ですよね。

プロフィール文

まずは見本をお見せします。

 

2017年に開業したフリーランスWebライターです。
アフィリエイターとしても活動しており、SEO案件を中心に受注しています。

◆アフィリエイト・SEOに詳しいです
私自身、wordpressを使っていくつかのアフィリエイトブログを運営しています。
中古ドメインや自演リンクを使わない完全にホワイトなやり方で、1ヶ月あたりの収益はMAX10万円ほど。
SEO対策やアフィリエイトの記事執筆はもちろん、実際に体験した悩みについても記事にできます。
(ポートフォリオにアクセス解析の画像を掲載しています)

◆大学は工学部を卒業しました
北海学園大学の工学部電子情報工学科を卒業しています。
電気・電子回路やハードウェア、プログラミングなどを学びました。
無記名の記事ではありますが、某工業大学の学生向けオウンドメディアの記事を執筆しています。

◆会社員の経験もあります
大学卒業後は約2年ほど会社に勤めており、総務と購買を担当していました。
メーカー企業のため自社内に工場があり、現場の事情にも詳しいです。

◆健康を強く意識しています
75kgから57kgまでダイエットした経験をきっかけに、健康への意識が高まりました。
(ポートフォリオにダイエットのビフォーアフター画像を掲載しています)
体型維持はもちろん、食べ物の質や運動、歯の健康にも気を使っています。

◆剣道有段者です
中学1年〜高校1年の4年間で剣道部に所属していました。
道場にも通い、二段を持っています。

◆節約家・ミニマリストです
格安SIMを利用する、不要な保険に入らないなど、節約の知識には自信があります。
また、不要な物を持たないというミニマリストの考えにも共感し、実践しています。

◇できること
・Chatworkでの連絡
・Wordpress入稿(吹き出しや装飾等にも対応可)
・一眼レフでの撮影

———–ご依頼時のお願い———–

大雑把なイメージで構いませんので、以下の点をお知らせください。

・ご依頼内容
・本数
・納期(執筆期間)
・報酬(文字単価1.5円〜が目安です)

 

この見本を使いながら、プロフィール文の書き方を説明していきます。

 

冒頭部

まずは簡潔に、あなたがどんな人物なのかを伝えます。

 

2017年に開業したフリーランスWebライターです。
アフィリエイターとしても活動しており、SEO案件を中心に受注しています。

 

ポイントは以下の3つです。

 

  • 自分を一言で説明すると何か
  • 最大のウリは何か
  • 専業なのか、副業なのか

 

専業か副業かは、クライアントが特に気にしている点です。

任せられる仕事量に影響するので、早めに伝えておきましょう。

初心者アピールは厳禁です。

他にも多くのライターがいる中、わざわざ初心者に依頼したいクライアントはいません。

いたとしても「初心者だから」という理由で、不当に安く記事を買い叩くクライアントである可能性が高いです。

本文

能力や実績など、自分にアピールできることを一つずつ書いていきます。

 

◆アフィリエイト・SEOに詳しいです
私自身、wordpressを使っていくつかのアフィリエイトブログを運営しています。
中古ドメインや自演リンクを使わない完全にホワイトなやり方で、1ヶ月あたりの収益はMAX10万円ほど。
SEO対策やアフィリエイトの記事執筆はもちろん、実際に体験した悩みについても記事にできます。
(ポートフォリオにアクセス解析の画像を掲載しています)

◆大学は工学部を卒業しました
北海学園大学の工学部電子情報工学科を卒業しています。
電気・電子回路やハードウェア、プログラミングなどを学びました。
無記名の記事ではありますが、某工業大学の学生向けオウンドメディアの記事を執筆しています。

◆会社員の経験もあります
大学卒業後は約2年ほど会社に勤めており、総務と購買を担当していました。
メーカー企業のため自社内に工場があり、現場の事情にも詳しいです。

◆健康を強く意識しています
75kgから57kgまでダイエットした経験をきっかけに、健康への意識が高まりました。
(ポートフォリオにダイエットのビフォーアフター画像を掲載しています)
体型維持はもちろん、食べ物の質や運動、歯の健康にも気を使っています。

◆剣道有段者です
中学1年〜高校1年の4年間で剣道部に所属していました。
道場にも通い、二段を持っています。

◆節約家・ミニマリストです
格安SIMを利用する、不要な保険に入らないなど、節約の知識には自信があります。
また、不要な物を持たないというミニマリストの考えにも共感し、実践しています。

 

本文のポイントは以下の2つ。

 

  • 見出しをつける
  • 具体的に書く

 

具体的というのは、例えば以下の部分です。

 

◆大学は工学部を卒業しました
北海学園大学の工学部電子情報工学科を卒業しています。
電気・電子回路やハードウェア、プログラミングなどを学びました。
無記名の記事ではありますが、某工業大学の学生向けオウンドメディアの記事を執筆しています。

山田 ユウキ
山田 ユウキ
単に「工学部を卒業した」と書くだけでなく「電気・電子回路」「ハードウェア」「プログラミング」といったキーワードを盛り込んでいます

 

◆健康を強く意識しています
75kgから57kgまでダイエットした経験をきっかけに、健康への意識が高まりました。
(ポートフォリオにダイエットのビフォーアフター画像を掲載しています)
体型維持はもちろん、食べ物の質や運動、歯の健康にも気を使っています。

山田 ユウキ
山田 ユウキ
ダイエットの実績をアピールするために数字を示しました

 

このように、詳しく書けば書くほど専門性を強くアピールすることができ、検索にもヒットしやすくなります。

 

クライアントが工学部出身者に記事執筆を依頼しようと考えたとき、ただ「工学」と検索することはあまりありません。

なぜなら「工学」と検索するだけでは、候補者が多くなりすぎるからです。

そこでクライアントは「情報工学」や「工学部 プログラミング」といったキーワードで検索します。

この場合、単に「工学部出身です」と書いているだけでは検索にヒットしません。

 

書き方は分かったけど、アピールできることなんて思いつかないな……

山田 ユウキ
山田 ユウキ
初心者でも書けることはたくさんありますよ

 

会社員やアルバイトとして働いた経験、かつて所属していた部活動やスポーツクラブ、ゲームや読書といった趣味など……。

ライターの場合、何が仕事につながるか分かりません。

少しでも他の人より好きなこと・得意なことがあれば、それをどんどんアピールしていきましょう。

山田 ユウキ
山田 ユウキ
私の場合、剣道をしていた経験が仕事につながりました。
こんなこと書いて意味あるのかな……と思っていたんですけどね

 

ちなみにですが、以下のような書き方はNGです。

 

【得意ジャンル】
・節約
・転職
・美容
・ガジェット
・ゲーム

 

なぜこの書き方ではダメなのか?

理由はシンプルで、そもそも得意ジャンルを書くだけではまったくアピールにならないからです。

 

例えば、あなたが節約に関する記事を外注しようと思った場合。

やっぱりできれば節約に詳しいライターを採用したいと思うでしょうが、プロフィールに

 

得意ジャンル:節約

 

と書いているライターなんて山ほどいるわけです。

 

そもそも

 

節約に詳しいです!

と言うだけなら誰にでもできてしまいますので

 

じゃあ、この人にお願いしよう

とは思えないですよね。

 

厳しいことをいうと「このジャンルは得意です」と書くだけでは何の意味もないどころか、余計な情報でクライアントの時間を奪っていることになってしまいます。

山田 ユウキ
山田 ユウキ
プロフィール文を書くにしろ記事を書くにしろ、読む人にメリットがある文章を書きましょう!

プロフィール文の締め

◇できること
・Chatworkでの連絡
・Wordpress入稿(吹き出しや装飾等にも対応可)
・一眼レフでの撮影

———–ご依頼時のお願い———–

大雑把なイメージで構いませんので、以下の点をお知らせください。

・ご依頼内容
・本数
・納期(執筆期間)
・報酬(文字単価1.5円〜が目安です)

 

最後に、対応できる業務範囲と依頼方法を示しておきましょう。

クラウドソーシングの使い方がよく分かっていないクライアントもいるので、ここでしっかり説明しておくと信頼度と受注率がアップします。

 

依頼方法を書いておくのは、地雷クライアントからのメッセージを排除するためでもあります。

まったくプロフィールを見ていないと思われるメッセージには返信しなくてOK。

そんなクライアントと取引を始めても、何かしらのトラブルに巻き込まれて消耗するのがオチです。

スキル・ポートフォリオなど

とにかく埋められるものはすべて埋めてください。

「こんなこと書いて意味ある?」と思うことでも、仕事につながる可能性があります。

山田 ユウキ
山田 ユウキ
私は一眼レフで撮影した写真を載せていたおかげで、取材案件を受注できました

 

ブログや記名記事があるなら、ポートフォリオに載せておくと良いでしょう。

特にブログは編集の手が加わっていない記事(実際に納品するレベルの記事)を見せられるのでおすすめです。

プロフィール作成で迷ったら

プロフィールの役割は以下の2つです。

 

  • クライアントに信頼してもらうこと
  • 自分に何ができるのか知ってもらうこと

 

ネット上には私と違うアドバイスをしているブログ記事もありますが、この2点さえクリアしていればどんな書き方でも正解です。

どう書けばいいか迷ったときは「自分がクライアントだったらどんな人を選ぶだろう?」と考えてみてください。

受注率を上げるにはプロフィールだけでなく提案文も大事

初心者のうちはクライアントからお誘いが来ることなんてありません。

まずは募集されている案件にガンガン提案していきましょう。

受注につながる提案文の書き方は↓の記事で解説しています。

さいごに

当サイト「山田ユウキのWebライター講座」は、Webライターの情報に特化した専門サイトです。

他にもWebライターに関する記事を多数用意していますので、ぜひ他のページも見ていってください。

「提案文 書き方」といったように、サイト内の記事を検索することもできます↓

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