今から始めても稼げるものなの?
むしろ人手不足で困っていると言ってもいいくらいです。
私もよく「Webライターは飽和している」という話をチラホラ見聞きしますが、正直言ってこれは主語がデカすぎます。
正確に言うなら
初心者Webライターは飽和している一方で、中級者以上のWebライターは全然足りていない
が正しい表現になります。
ということで、今回はこのWebライター飽和問題を深堀りしていきます。
初心者Webライターは飽和している
未経験からWebライターになる場合、まずはクラウドソーシングで仕事を獲得するのが一般的な流れです。
ということで、実際にクラウドソーシングで募集されている仕事を見てみましょう。
1件目の案件はこちら。
こちらは食材の宅配サービスに関するライティング案件です。
3人の募集に対して20人のライターが応募している状況で、倍率にすると約7倍。
2件目の案件も見てみましょう。
こちらはダイエット、筋トレに関するライティング案件です。
3人の募集に対して31人が応募している状況で、倍率にすると約10倍。
例を挙げだすとキリがないのでこれくらいにしておきますが、初心者でも対応できそうな案件の倍率は5倍〜10倍くらいです。
条件次第では20倍以上……なんてことも珍しくありません。
こんな状況を目の当たりにすると
と思ってしまいますよね。
しかし、倍率が高いことと、あなたが案件を受注できるかは別の問題です。
例えばですが、もしこの案件に応募しているのが全員小学生だったとしたらどうでしょうか?
だとすれば、いくら倍率が高くても問題なく受注につなげられそうですよね。
ですが、この例えはそれほど大げさなものではないんです。
ほとんどのWebライターはスキル以前の問題を抱えている
私はライターとしてだけでなく、クライアントとして記事を外注してきた経験もあります。
この経験から言わせてもらうと、ほとんどのライターは、そもそもまともな提案ができていません。
具体例は以下の通り。
- 何のアピールもせず「よろしくお願いします」と書くだけ
- 明らかに依頼内容を見ていないと思われる提案
体感的に、まともな提案ができているのは20人〜30人に1人くらいです。
また、提案内容がまともでも、仕事に対する姿勢があまりにも不真面目だというケースも頻発します。
- 連絡もなく納期に遅れる
- 渡したマニュアルを読まない
- 意味のない文章で記事を水増し
- 突然音信不通になる
まともな提案ができて、真面目に仕事ができて、継続して仕事を任せられる。
そんなライターは、せいぜい全体の2%〜3%しかいないのが現実です。
もちろん、これは私だけの感想ではありません。
例えば、ランサーズの「クラウドソーシング相談室」をのぞいてみると、以下のような投稿が見つかりました。
デザイン、システム、ウェブ制作のプロジェクトは本当にお世話になってるけど
ライターのクオリティがかなり低すぎて笑ってしまう。ランサーズはライターだけ
極端にレベルが低い・・・・募集するとよく認定なので~とか言ってくるやついるけど、認定とかどうでもいいんだよ。何件受注したとかどうでもいい。蔵の求めてるクオリティに達していなければ応募してこないでほしい。
自称ライターってクズ記事書いてもライターに変わりないからホントに怖い・・
引用元:ライターのレベルが低すぎる件
ブログやアフィリエイトなどの情報を発信している「なかじ」さんも、YouTubeに以下のような動画を投稿しています。
「結局のところWebライターと言ったって、人によってレベルが全く違うんです。
素人レベルのWebライターもいれば、めちゃめちゃ文章の上手いプロのWebライターもいます。いろんな人がいるんです。
なので、結局「Webライターが増えましたよね」って言ったところで、めっちゃ文章の上手いちゃんとしたWebライターがめちゃくちゃ増えているかって言うと、そんなことはない」
まともなライターが少ない理由
Webライターにまともな人が少ないのは、参入障壁が異常なまでに低いからです。
パソコンとネット環境さえあれば始められる仕事で、すでにパソコンを持っているなら初期投資は一切必要ない……。
するとどうなるか?
言葉が悪くなってしまって申し訳ないんですが
- まともなコミュニケーションが取れず社会に馴染めない人
- 問題を起こしてばかりでバイトすら1ヶ月も続けられない人
こんな人も大量に流れ込んでくることになるわけです。
「実績数が多い=優秀なライター」ではない
私もライターになりたての頃は
といった感じで、実績の多いライバルにビビっていました。
しかし、実績数やランクが充実しているからといって、彼らが優秀なライターとは限りません。
なぜなら、本当に優秀なライターは自分から提案する機会が少なくなるはずだからです。
考えてもみてください。
優秀なライターはクライアントにとって貴重な存在です。
クオリティの高い記事を納品してくれれば、ぜひもう一度お願いしたいと考えます。
このように、継続案件を抱えたライターは新しい仕事を取る余力がなくなり、次第に提案する機会が減っていくはずなのです。
では、実績数が多いにも関わらず、いろいろな案件に提案しているライターはどんな人なのでしょうか……?
全員がそうとは言いませんが
継続案件を獲得できず、単発で仕事をこなすしかないライター
である可能性が高いというわけです。
飽和地帯を抜け出せばWebライターは稼げる
クラウドソーシングで募集されている案件の報酬は、ハッキリ言ってどれも低すぎます。
1,000文字書いて200円、300円なんて報酬の案件を見て
と思ってしまうのはある意味当然です。
ですが、初心者Webライターが群がる飽和地帯さえ抜け出してしまえば、Webライターは断然稼げる仕事になります。
それはなぜか?
クライアントの立場で考えてみてください。
せっかく採用しても、まともな仕事をしてくれるライターはほとんどいない。
10人以上採用して、まともに依頼できそうなのは1人か2人。
言ってしまえば、良いライターに当たるかどうかはガチャみたいなものです。
ハズレを引くかもしれないのに、高額な報酬を設定するのは正直バカらしいと思ってしまいますよね。
そのため、ほとんどのクライアントは
とりあえず低単価で依頼し、まともに付き合っていけそうなライターにだけ適正な報酬を払う
という戦略を取っているのです。
まともな提案、まともな仕事ができれば、初心者ゾーンを抜け出すのは難しくありません。
成長しようという気概さえあれば、多少スキル不足でも採用してくれるクライアントはたくさんいます。
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